負けっぱなし

市岐阜商  山崎満・市岐商野球部・背番号2番(写真右一番後ろ・僕は右2番目) 僕は、山崎に何をしても負けっぱなしだった。ファーストで、なんとか試合に出ようと頑張っていたとき、山崎がファーストにコンバートされた!また山崎の控えに、打撃・守備共に負けっぱなしだった。その山崎が、ガンで余命3ヶ月と聞き、浜松医大まで車を走らせた。食事ができず、明るく振舞う山崎を見て、人生の器の大きさでも負けかと思ってしまう。帰りの際、また来るわ!とも言えず、頑張れよ!とも言えず、じゃ~帰るわ・の一言、オー!と返事が来たが、当然寂しそうだった。同じ釜の飯を食った友に何もできない自分が情けなかった! 1日でも・1分でも長生きして欲しいと思い、ハンドルを握り締めた。車の外は大雨であった。(僕に勝ちっぱなしの山崎、勝ち逃げはゆるさんぞ!頑張ってほしい)

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